smlbeme

意志のない日記

20220406

朝から原田郁子さんの演奏のことを反芻していた、そして、これからのひびのことについてよくよく考えていた。一時期全然映画が見られなかったことを思い出す、正直今もまだすとんときていないのだけど、もしかしたら、生のあの、ぱちっとする感じが人より好きで、より劇場空間を好んでしまうからなのかもしれない。けれどもみたい映画はたくさんあるので、つべこべ言わずはやく見なければ。

そんなことを考えているとまた眠っていて、遅刻してしまう。京都までたどり着くとみなエスカレーターの左側に乗っていて、え?みんな左?まじ?焦る。誠光社で待ち合わせをした、お金もないのに、本屋に行くと必ず買ってしまう。それだけ知らないことが多いのだと思うと、落ち込むんだけど、かえってわくわくしてくる。

ケパサでブリトーを買う。待っている間、高校生くらいだろうか、隣のテーブル女子4人組は英語で喋り倒していて、かっこいいなぁと彼女たちを眺めてしまう。近くのコーヒー屋さんでアイスコーヒーをテイクアウトしようとしたけれども、メンバーシップ制がどうのとかで店に入らなくて、ちょっと腹が立った。写真を撮られるだけの消費を避けるみたいなことだと思うけれど、本来のコーヒースタンドの役目を果たせないのってどうなのかしら。腹ぺこになりながらまたもう少し歩いて別のコーヒーショップへ行くとそこは定休日。近くにあったスタンドでコーヒーを頼む。デカフェのアイスコーヒーを頼むと、カフェラテのぬるいのが出てきて落ち込む。まあ美味しいからいっか、と自分を慰めながら鴨川へ。まむちゃんがソメイヨシノは全部クローンなんだよ、と教えてくれた。私たちに降る日差しを遮ってくれた桜の木をよくよくみていると、太い幹からひょうっと数本でた枝のうち、ひとつの枝からは一輪も花が咲いていなくて、そうか、しんでしまっている枝なのか。 川の向かいからユーフォとトランペットの音がする、楽器がちら、ちら、と太陽を一点で反射していて、眩しい。ブリトーでお腹はいっぱいだったけれど、あんみつまで食べきってゆっくりする。

バスに乗って京都工芸繊維大学へ。その資料館で行われている展示が今日のメインイベント。ざっとみてまわる、ヨーロッパの演劇ポスター。どこかの国の劇場の名前。カンパニーの名前。知っている作品にこんな絵が当てられるのかという驚き。世界の各地に演劇という営みを行なっている人たちがこれだけたくさんいること。

帰りは出町柳まで川沿いを歩いた。もう17時になっていたのでお酒を買って歩く。川沿いではみな思い思いに時間を楽しんでいて、本をはらはらとめくりながらひとページひとページに桜を挟む女性がいたり、小さな子が父であろう人の背中にぱふ、と身体を委ねる瞬間をみたり、光もあいまって、なんだか泣いてしまいそうだった。

出町柳から電車に乗り、たつみへ。店員、同い歳くらいの話しやすいお兄さんに、座敷が空いたので少し待ってくださいね、と言われて待っていると、もう一度来て、2人がけのテーブルが空いたんでもう少し待ってくださいね、と言われ、またもう一度やって来て、もう少し待ってくださいね、とこちらの様子を確認していた。待つ待つ、いくらでも待ちますよ。とてもせっかちに見えたんだろうか? ごはんもすぐ出てくるし美味しいし、小旅行気分であれこれ食べる。楽しいねえ。認めたくはないけれど、花粉症のせいでくしゃみが5回ほど一気に出る。わ、ごめんなさい、と反射的につぶやくと、店員さんが「僕も花粉症です」と箱ティッシュを差し出してくれた。半泣きになりながらたくさん鼻をかんで、もうそのあとはそのお兄さんにメロメロだった。よくお酒をのんでいたからか、まむちゃんと話したことがぜんぜん思い出せない。何かの拍子に思い出すのだろうけど。

そのあと同居人におすすめしてもらった店を訪れた、けれども閉まっていて、仕方なくその向かいのお店に入る、ご飯のメニューがとても高くて驚いたけれども勇気を振り絞って頼む。いや、もうとても美味しく、感動していた。その店を出てからコンビニに寄って充電器を借りたのは覚えているけど、どうやって帰ったのか全然思い出せない。ひー、無事におうちについてよかったよ。